こんにちは。タムラゲン (@GenSan_Art) です。
12月18日(月)、妻と一緒に、岡山県倉敷市のUKIYO-E KURASHIKI/国芳館へ日帰りで行ってきました。
今回の倉敷行きも妻の発案で、世界初という歌川国芳のミュージアムには私も非常に興味を持ちました。
午前11時頃、自家用車で自宅を出発。天気は程よく晴れていて、先週末に吹き荒れていた強風も止んでいましたので、快適なお出かけ日和でした。
今年の7月に倉敷美観地区へ行ったときと同様に、瀬戸中央自動車道を渡って岡山へ向かいました。
正午過ぎに倉敷市に到着。先ずは、ロイヤルホスト倉敷店にて腹ごしらえをしました。昼食後、倉敷市観光休憩所の地下駐車場に駐車して、美観地区へ徒歩で移動しました。
午後2時過ぎに、UKIYO-E KURASHIKI/国芳館に初めて入館。
前回、美観地区を散策した際は真夏の猛暑でふらふらでしたので、今回は12月の昼間の心地良い涼しさのおかげで落ち着いて鑑賞できました。
旅館を再利用したという館内は想像以上の広さでした。展示作品も約100点に及びましたので、非常に濃厚な鑑賞体験となりました。
国芳の浮世絵の中でも特に有名な『相馬の古内裏』『龍宮玉取姫之図』『源頼光公館土蜘蛛作妖怪図』を直に見れたのには感激しました。源平合戦を題材にした作品も多く、中でも『大物浦之海底之図』に描かれた巨大な平家蟹を見て、小林正樹の映画『怪談』を連想しました。更に、国芳の珍しい肉筆作品『鎮西八郎為朝図』も展示されていて、その精緻な描写に驚かされました。
国芳の門下生の作品も多く展示されていました。中でも、月岡芳年の『羅城門渡辺綱鬼腕斬之図』と『清盛入道布引滝遊覧 悪源太義平霊討難波次郎』は、現代の漫画にも匹敵する大胆な構図や勢いに溢れていて圧巻でした。又、河鍋暁斎の『狂斎百狂 どふけ百万編』も暁斎らしい諧謔精神に満ちた楽しい作品でした。
気が付くと午後5時を過ぎていました。外に出るとすっかり暗くなっていて、冷えた外気に震えそうになりました。
その後、帰路につき、午後7時頃、香川県に戻りました。
約8時間の日帰り旅行でしたが、歌川国芳や門下生の作品を数多く鑑賞できて至福のひとときでした。
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