橋本忍

今年は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、明智光秀の四人を題材にした作品が三つも登場しました。この三作を含めて過去の作品についても、あれこれと綴っていきます。

『生きる LIVING』を鑑賞しました。黒澤明の名作『生きる』を、カズオ・イシグロの脚本とビル・ナイの主演でリメイクしたイギリス映画です。期待していたのですが期待外れでしたので、その理由を綴りました。

午前十時の映画祭で上映中の『蜘蛛巣城』を鑑賞しました。鮮明に修復された映像で黒澤映画の様式美を堪能しました。

1952年10月9日は、黒澤明の映画『生きる』が公開された日です。死を目前にした人間が生きる意味を見つめ直す名作について個人的に思うことを綴ってみます。

1962年9月16日は、映画『切腹』が公開された日です。小林正樹と仲代達矢の最高傑作であり、私がこれまで見た中で最高の一本でもある『切腹』について語ります。

黒澤明の映画『隠し砦の三悪人』を「午前十時の映画祭」で鑑賞しました。『スター・ウォーズ』にも影響を与えたことでも有名な痛快娯楽時代劇をスクリーンで堪能しました。

1970年10月31日は、黒澤明の映画『どですかでん』が公開された日です。ハリウッド進出に挫折した黒澤が再起をかけて撮った初めてのカラー映画は、白黒映画時代とは大きく作風が異なっていました。

1960年9月15日は、黒澤明の映画『悪い奴ほどよく眠る』が公開された日です。汚職に対する激しい怒りをぶつけたこの映画は、公開から60年目を迎えた今も、私達に重い問いを投げかけています。

1950年8月26日は、黒澤明の映画『羅生門』が公開された日です。自分自身さえ偽らずにいられない人間の弱さを強烈なコントラストで描いた名作を、日本と米国で鑑賞してきた体験などについて書きました。

1980年4月26日は、黒澤明の映画『影武者』が公開された日です。勝新太郎の降板ばかり話題になりますが、晩年の黒澤が撮った悲壮な戦国絵巻は『乱』と並ぶ壮大な名作だと思います。