こんにちは。タムラゲン (@GenSan_Art) です。
三が日を過ぎましたが、あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
写真は、妻お手製のお雑煮です。香川県のお雑煮は餡餅入りなのです(笑)
2020年は、やはり新型コロナウイルス (COVID-19) に震撼させられた一年だったと改めて痛感します。
ここで、昨年の私の活動などを駆け足で振り返ってみたいと思います。
【2020年の主な活動】
gallery hydrangea 企画公募展『あの日見た幻獣』
2019年に続いて、東京の gallery hydrangea さまに再び参加させて頂きました。
企画公募展『あの日見た幻獣』への出展作は、次の2点です。(画像をクリックすれば、作品のページを表示します)
4月2日(木)から4月12日(日)までの開催期間中に、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて政府は遂に緊急事態宣言を発出しました。
そのため、ギャラリーのオーナー様も、期間途中から無観客開催に踏み切りました。
直接ギャラリーを訪れることは出来なくなりましたが、オーナー様自らが撮影と配信をすることによってオンライン展示という形での鑑賞が可能になりました。ネット時代ならではの新しい展示形式と見れば斬新な気もしました。
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ストックイラストを開始
去年の初頭からストックイラストを開始することを考えていましたが、コロナ禍によって図らずもストックに専念する時間が出来ました。
様々なニーズを想定してイラストを描くことは新鮮な楽しみがありましたし、2019年から再開した Adobe Illustrator の腕を磨くのにも大いに役立ちました。
ストック初心者ですが、年賀状のイラストを中心に多数ダウンロードしてもらえました。ご購入ありがとうございます。
私のイラストは、こちらのサイトからご購入いただけます。
2020年に鑑賞した作品の数々
昨年は、人との接触や移動が大きく制限されるなど私達の生活は大きく様変わりしました。
以前のように気軽に県外旅行を楽しめなくなったのは私も妻も残念に思いましたが、県内や自宅で過ごす時間が増えたことで鑑賞できる作品も数多くありました。
午前十時の映画祭
2月12日、TOHOシネマズ岡南にて、黒澤明の『七人の侍』(1954) を鑑賞しました。
この頃は移動制限が要求されていませんでしたので、普通に岡山県まで行くことが出来ました。2020年に香川県を離れたのは、このときだけとなりました。
ともあれ、劇場で鑑賞する『七人の侍』4Kデジタルリマスター版は、やはり圧巻でした。既に過去の「午前十時の映画祭」で二度観ていましたし、それ以前にも50回以上は観てきましたが、何度観ても物語の面白さや映像の力強さに圧倒されます。
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3月には「午前十時の映画祭10-FINAL」の締め括りとして『バック・トゥ・ザ・フューチャー』三部作が上映されました。妻がBTTFの大ファンなので、一緒に宇多津のイオンシネマへ観に行きました。PART2の上映回から客席の間隔を開けるなどの措置が取られるなど、徐々に映画館にもコロナ禍の影響が及んできことを実感しました。
映画祭は1年の休止期間を経て、今年4月に「午前十時の映画祭11」として再開する予定です。春までにコロナ禍がどこまで収束するのか不透明ですが、映画館は換気を徹底しているそうなので大丈夫だと信じたいです。
『パラサイト 半地下の家族』
昨年大きな話題となったポン・ジュノ監督の新作です。ネタバレは避けますが、色々な意味で衝撃的な映画でした。
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『風の谷のナウシカ』と『もののけ姫』
7月に地元の映画館で鑑賞しました。コロナ禍で離れてしまった客足を呼び戻す企画として、スタジオジブリの旧作『風の谷のナウシカ』(1984)、『もののけ姫』(1997)、『千と千尋の神隠し』(2001)、『ゲド戦記』(2006) の4本が、6月26日から全国の映画館で再公開されました。
私も妻も、宮崎駿の映画はテレビやBlu-rayなどで何度も見てきましたが、やはり劇場で観る迫力は格別で、時代を超越した生命力に満ちていると改めて思いました。
マスク無しでは生きられない世界の『ナウシカ』や、難病に苦しむ人々を描いた『もののけ姫』は、どちらも現代を予見したかのようで、今だからこそ重く迫ってきます。
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公開70周年記念 映画『羅生門』展
黒澤明の名作『羅生門』(1950) の公開70周年を記念して、9月12日から12月6日にかけて国立映画アーカイブにて開催されました。
本来なら喜び勇んで観に行った筈ですが、新型コロナウイルス感染のリスクを考慮すると、東京まで行くのは無謀でしたので、国書刊行会が出版した図録を購入しました。
因みに、映画『羅生門』展は、2月6日(土) から 3月14日(日)まで京都文化博物館でも開催される予定です。
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そして、2020年は、三船敏郎の生誕100年でもありました。
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Make Merry 『おためしギャラリー』
9月26日(土)と9月27日(日)に、SAGGYO企画さま (@saggyo_01) 主催の「おためしギャラリー」が開催されました。場所は、香川県高松市のギャラリー Make Merryさま (@officegallerymm) です。香川県内の個性的な作家の作品が数多く揃いました。
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丸亀城と丸亀市立資料館
10月7日、妻と一緒に丸亀城を訪れました。
2018年の豪雨や台風の影響などで一部が崩落した帯曲輪石垣と三の丸坤櫓跡石垣の修復作業は、現在も続いています。
丸亀市立資料館では、常設展「生駒 山﨑 京極の歴史と文化展」を見学しました。
丸亀の歴代藩主であった生駒、山﨑、京極の三家に関する絵図、古文書、調度品などを中心に、丸亀城と城下町の変遷を紹介する展示です。
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『82年生まれ、キム・ジヨン』
12月11日、ホールソレイユにて、妻と一緒に鑑賞しました。
全体的に抑制された演出が秀逸でした。1980年代以降から21世紀に至る現代でも女性が生き辛い現実が痛いほど伝わってきます。鑑賞後、妻とも話しましたが、男尊女卑的な現状は日本も他人事ではないと考えさせられました。
後日、映画の原作となったチョ・ナムジュの同名小説を購入しました。まだ前半までしか読んでいませんが、映画で描かれなかったジヨンの母の過去などの更に重い描写が多く、胸が痛くなりました。読了した後で考えを纏めてみたいと思います。
映画公式サイト https://klockworx-asia.com/kimjiyoung1982/
原作公式サイト(筑摩書房) https://www.chikumashobo.co.jp/special/kimjiyoung/
「伊福部昭の純音楽」
池野成や小杉太一郎など現代日本の作曲家の作品のCDを意欲的に発売し続けているレーベル Salida (サリーダ) さんによる渾身の企画です。
伊福部昭の《日本狂詩曲》や《シンフォニア・タプカーラ》など7作品の全ての音源が初CD化というファン驚愕の内容です。しかも、3枚目のCDは、片山杜秀氏が伊福部先生について78分以上語る、これまた超濃密な内容です。
CD「伊福部昭の純音楽」収録内容の詳細については、公式サイトをご参照ください。 http://salida1.web.fc2.com/ifukubeakiranozyunongakusyurokunaiyo.html
2020年の締め括りに相応しい極上のCDです。
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2021年に向けて
2020年を振り返れば、悲喜交々というべき一年でした。楽しいことや実り多きこともありましたが、同時に長年の友人を突然喪うという哀しみもありました。
新型コロナウイルスの対策は不透明で、今年でメルトダウンから10年目を迎える福島の原発事故も収束の見通しが立っていません。
哀しみや不安は尽きませんが、この胸の痛みを忘れることなく未来に向けて前進していくしかありません。
今年は妻と二人で新たなプロジェクトを開始する予定ですので、それを励みにより良い作品を作っていこうと思います。
2021年も、タムラゲンを宜しくお願い致します。
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